フランスワイン

ヴォーヌ・ロマネとは?特徴と魅⼒について

⾼級ワインの⼀つして数えられるロマネ・コンティを知らない⽅はいらっしゃらないことでしょう。このロマネ・コンティで知られるのがヴォーヌ・ロマネです。今回は、フランスのヴォーヌ・ロマネに焦点を当てて解説してまいります。

ヴォーヌ・ロマネとは

ヴォーヌ・ロマネは、フランス東部にあるブルゴーニュ地⽅のワインの産地として知られている場所であり、コートドールの北側にあるコート・ド・ニュイ地区の中央にいしている村であり、「神に愛された村」と例えられています。
ワインの実⼒も地名度もトップクラスの産地であり、世界最⾼のピノ・ノワールと称えられているほどです。
ブルゴーニュの輝く宝⽯として8つのグラン・クリュがあることで有名であり、ロマネ・コンティは世界最⾼峰のワインで8つのグラン・クリュの最も頂点に⽴っています。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社が単独所有しており、ロマネ・コンティの⼟壌はジュラ紀中期に相当するドッガー期によるものとされており、味わいはあらゆる要素のバランスが完璧であることから「完全な球体」と表現され、極上にワインが⽣み出されています。

ヴォーヌ・ロマネの歴史

890年頃にブルゴーニュ地⽅の初代公爵リシャールの姪・エルマンジャールと夫・ヴェルジーの領主マセナによってサン・ヴィヴァン修道院が創設されました。
そして、1131年にブルゴーニュ公ユーグ2世がヴォーヌやフラジェの⼟地を修道院に寄進し、その後も⼟地を寄進していったことからヴォーヌ・ロマネの歴史は始まったのではないかと考えられています。
17世紀に⼊ると、コンティ公が取得した畑がロマネ・コンティと呼ばれるようになり、これをきっかけにヴォーヌ・ロマネが世界的に⾼い評価を獲得し始めます。

ヴォーヌ・ロマネの特徴

コート・ド・ニュイのワインは、ちょうど中間地点となるヴォーヌ・ロマネを境として北は繊細でエレガントな味わいで、南はしっかりと⾻格のあるガツンとしたワインが特徴です。
そのため、ヴォーヌ・ロマネは両⽅のいいとこ取りでバランスの良いワインが⽣み出されています。
⾹りは、ラズベリーやチェリーなどの果実やスミレのアロマから始まり、スパイシーな⾹りが特徴的です。
なめらかで豊かな果実味とほどよい渋みが魅⼒です。

まとめ

いかがでしたか。
ヴォーヌ・ロマネは、⾮常に優れたワインの⽣産地であることがおわかりいただけたことでしょう。
ぜひ絶妙なバランス感のあるテロワールと豊かな⽇射量によるリッチな果実味を味わえるヴォーヌ・ロマネのワインを楽しんでみてはいかがですか。

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