イタリアワイン

イタリアンワインの⼥王かつD.O.D.C認定のバルバレスコについて

イタリアンワインの⼥王という名を持つイタリアンワインの中でも最⾼峰として格付けされているのがバルバレスコです。
今回は、このバルバレスコについて詳しく解説してまいりましょう。

バルバレスコとは

バルバレスコは、イタリア北⻄部に位置するビエモンテ州クーネオ県にある村であり、イタリアンワインの産地・⾼級⾚ワインを指しています。
バローロと並んで最⾼級⾚ワインの⼀つとして、そしてバローロ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとあわせてイタリア三⼤ワインと称されています。
イタリアンワインの最⾼峰格付けとして知られるD.O.D.Cに認定されていることでも有名です。バルバレスコと名乗ることができるには条件があり、ネッビオーロ種を100%使⽤し、2年間の熟成とアルコール度数12.5%以上などの条件を満たしたものが名乗ることができます。
バルバレスコは、19世紀後半にピエモンテのカッミロ・カブール伯爵がワインの品質を向上させる⽬的とフランスにならった単⼀品種でのワインづくりを導⼊した時代を経て、1894年にバルバレスコの⽗・ドミツィオ・カヴァッツァがバルバレスコの⽣産者組合を作り、良質なぶどうの仕⼊れが可能なシステムを⽣み出し、バルバレスコワインをリリースしました。

バルバレスコの特徴

バルバレスコは、バローロに⽐べると⼒強い⾻格はないものの、繊細で果実味を持っており、酸や渋みは強めな味わいとなっています。
さらに、熟成させていくことで⾓が取れてエレガントで優美な仕上がりとなり、複雑な味わいに変わっていくのです。エレガントさのある味わいから、イタリアンワインの⼥王と称されています。
バルバレスコの⼤きな特徴は、既述の通りネッビオーロと呼ばれる品種を使って造られイタリアンワインの⼥王かつD.O.D.C認定のバルバレスコについて2るという点です。
若いうちはタンニンや酸、渋みが強めですが、熟成していくことでバラのような芳醇な⾹りを楽しめます。⻑期熟成にも向いた品種と⾔えるでしょう。
バローロも、実は同じネッビオーロを使って造られるワインですが、バローロは熟成が最低でも38ヶ⽉間必要であるのに対して、バルバレスコは最低26ヶ⽉間と熟成期間が短いのが違いです。
熟成期間があえて短いことから軽やかなタンニンを持つことができ、酸や渋みを抑えられ、繊細かつエレガントな味わいに仕上がり⾼い評価を得ているのです。

まとめ

バルバレスコは、バローロと⽐べると重厚感と⼒強さには⽋けると⾔われ、評価が低く⾒られがちでしたが、近年では軽やかでエレガントな味わいが評価され、世界で注⽬を集めています。
ぜひ⼥性的なイタリアンワインを求めているならバルバレスコをお試しになってみると良いでしょう。

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