イタリアワイン

イタリアンワインの⼥王・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

イタリアンワインの⼥王として称されているブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、バローロやバルバレスコと並んでイタリア三⼤ワインの⼀つとして数えられています。今回は、このブルネッロ・ディ・モンタルチーノについてご紹介していきます。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは?

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、イタリア中部に位置しているトスカーナ州にて作られるイタリアンワインです。
ピサの斜塔でお馴染みのトスカーナ地⽅ですが、温暖な気候を持ち、ぶどう栽培やワインの醸造地としても知られています。
⼒強い果実の凝縮感が魅⼒で複雑な⾵味を持ち合わせており、バローロやバルバレスコとあわせてイタリア三⼤ワインと⾔われています。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特徴

トスカーナで栽培されているぶどうの品種は、強めの酸味と渋みのあるサンジョヴェーゼと呼ばれるぶどうです。
中でも、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノで使われるぶどうは、⼤粒で⾊も濃く、熟成によって濃厚な味わいに変化するサンジョヴェーゼの変異種・サンジョヴェーゼ・グロッソです。
このサンジョヴェーゼ・グロッソは、19世紀にモンタルチーノ村のビオンディ・サンティが、⾚ワインの研究を重ねることでキャンティに使⽤されていたサンジョヴェーゼの突然変異を⽣み出したと⾔われています。
その後、「このぶどうで100年飲めるワインを作りたい」という思いで⾚ワインを開発し、1888年にブルネッロ・ディ・モンタルチーノをリリースされています。
そして、このサンジョヴェーゼ・グロッソを100%使⽤し、樽内で⻑期にわたり熟成させているワインがブルネッロ・ディ・モンタルチーノなのです。これは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの⼤きな特徴と⾔えるでしょう。
そのため、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノにはあらゆる条件が存在しており、標⾼250mから600mのぶどう畑で栽培されており、サンジョヴェーゼ・グロッソを100%使⽤していること、さらには最低50ヶ⽉にわたる熟成と、うち2年は樽の中で熟成させるイタリアンワインの⼥王・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2こと、リゼルヴァクラスで最低62ヶ⽉熟成することが条件となっています。
この条件を満たさない限りは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは⾔えません。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、⻑期熟成によって⽣み出された⼒強い果実味が特徴で、さらにバニラを彷彿とさせる芳醇な⾹りが魅⼒となっています。

まとめ

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、歴史が⾮常に浅いワインですが、それでもトスカーナの格付けでは最⾼級として認められ、世界でも⾼い評価を受けているワインです。
⻑きにわたる熟成により⽣み出される芳醇な⾹りと味わいをぜひ⼀度味わってみてはいかがですか。

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