ワイン好きならピノ・ノワールという⾔葉を⽿にしたことがあるでしょう。
これはワインの名前ではなく、ぶどうの品種です。実は超⾼級ワインをも⽣み出す⼈気品種ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
ピノ・ノワールとは
ピノ・ノワールは、世界中のワイン愛好家が⼼から愛する、⾚ワイン⽤のぶどうの⼈気品種です。
フランス、ブルゴーニュ地⽅を代表する品種で、少し実が⼩さく、果⽪が薄いのが特徴となっています。
味わいは⼀般的にベリー系のフルーティーさがあり、とてもエレガントだと評されているのです。かの有名な⾼級ワインであるロマネ・コンティも、ピノ・ノワールを⽤いて作られています。
ピノ・ノワールは希少価値の⾼い品種であり、⼟地との相性が良くないと栽培が⾮常に困難です。
そのため、⻑きにわたりブルゴーニュ地⽅以外ではなかなか栽培されてきませんでした。
ぶどうの品種の中でも最も気難しいと⾔われるほど、繊細で気まぐれで、それだけにとても魅⼒的な存在だと⾔えるでしょう。
近年では研究が進み、産地は世界に広がっています。
・ロマネ・コンティとは
最も卓越したワインと称されるロマネ・コンティは、ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村にある特級畑(グラン・クリュ)の名称です。
その畑で栽培されたピノ・ノワールを使って造られる⾚ワインがあまりに素晴らしく、ロマネ・コンティというワインが世界に絶賛されました。
わずか1.8haという決して広くはない⼟地で、⽣産者ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティが所有する8つの特級畑でロマネ・コンティは造られます。
⽣産本数は毎年世界でたったの6,000本程度となり、現在の価格はオフヴィンテージで1本100万円以上はする超⾼級ワインとなっています。
ピノ・ノワールの味わいは?
ピノ・ノワールで造られた⾚ワインの味わいは、⼀般的になめらかで上品、渋みが少なく酸味がほどよいエレガントな味わいだと評されます。
ベリー系の⾹りがあり、ほかの⾚ワインとは違う独特な⾚が⾒た⽬としても印象的でしょう。
疲れた時にほっと⼼を癒してくれる、気品ある⾚ワインを⽣み出してくれる品種です。
まとめ
ピノ・ノワールは、ブルゴーニュ地⽅を代表する⾚ワインを造り出すぶどうの品種です。栽培が難しく、⽣産国が世界に広がった現在も、それぞれの産地で味わいが異なる特徴があります。
⼀般的にエレガントで軽い飲み⼼地のものが多いので、⽣ハムやローストビーフ、軽いおつまみなどにもとてもよく合うでしょう。
サツマイモを使った料理にもマッチするので、幅の広い楽しみ⽅ができます。